【五味康祐氏のオーディオシステムで聴くレコードコンサート】で聴いたLP(その3)

【五味康祐氏のオーディオシステムで聴くレコードコンサート】で聴いたLP(その3)

シャルル・ミュンシュとパリ管弦楽団のベルリオーズの「幻想交響曲」(1967年録音)

「幻想交響曲」の名盤と言えば、彼らのLPを連想する人も多いと思う。いまでも音楽雑誌の「ベストCD(LP)ランキング」では、トップを争っている名盤中の名盤である。(画像はそのドイツ盤のジャケット)それほどこの演奏はまばゆさに満ち溢れている。

さて、今日聴いたのは、このLPの録音とほぼ同時期に行われた同じ顔触れで行われた「パリ管弦楽団」の創立演奏会のライヴ録音である。

有名なLPでもそのほとばしるような情熱に圧倒されてしまうが、この日聴いたライヴ盤は、満員の聴衆の前での演奏のためかさらに熱いものになっている。

また、同日演奏された「海」も熱気あふれる名演である。

演奏家の思いがこれほど乗り移った演奏にはなかなかお目にかかれない!