今日(4月5日)は

今日(4月5日)は

今日(4月5日)は20世紀を代表する指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン(HvK)の117回目の誕生日です。
そこで私は、ザルツブルグ郊外(アニフ)に彼の墓参りに行きました。
彼が眠る教会は、ザルツブルグの中心からバス(25番)で約20分のアニフというところにあります。この近くには、ヘルブルン宮殿や動物園があるので、比較的に行きやすいと思います。
これが教会です。とても小さいです。


内部です。


そして、彼の墓です。
とてもシンプルですね。
 
私がザルツブルグを初めて訪れたのは1984年、彼がまだ最後の輝きを放っていたころです。(彼はその5年後に世を去ります)

その頃の日本では、彼は特にレコーディングや日本での公演が多い「アイドル」的指揮として人気があり、それに対しての反対意見も多かったのですが、こちらに来て実演に接するとちょっと様子が違いました。

彼は、ウィーンのオペラの監督時代大きな改革をしました。
具体的に話すと長くなるので割愛しますが、オペラが現在のように上演できるのはその改革のおかげです。
その改革がまた、彼の反対勢力の反感を買い大きな挫折を味わい、ウィーンを追われ、彼の故郷(ザルツブルグ)でのオペラ上演のきっかけとなったのです。
私が、ここで体験できた彼の最晩年のオペラやコンサートは私が音楽とともに生きようと決心した大きなきっかけとなりました。

もちろん、彼の音楽的スタンスには賛成できない人も多いとは思いますが、今でも彼も残した多くの録音はいまでも、これからもずっと聴き継がれるに違いありますせん。

私も、40年以上前に体験した彼の「儀式」のようなコンサートやオペラの思い出に浸りなら、彼の残した音楽的遺産をづっと聴き続けるつもりです。

感謝の念をこめて。

彼の残したLPはこちらから。