英DECCAの廉価盤について(下)

英DECCAの廉価盤について(下)

昨日は英DECCA盤・廉価盤のコストパーフォーマンスについて書いたが、今日はさらにファンにとってはたまらないお話を。

実は、この廉価盤の中には少なくはない数で「オリジナル盤」が存在している。
その例を二つばかり。

まずは、ジョージ・セルのチャイコフスキーの交響曲第4番

これは、1962年に録音されていたが、セルが市販に同意しなったらしく、発売されたのは彼の死後となった。

 

もう一枚は、「リッチのヴィルトーゾ小品集」
これは、1958年録音。モノラルでは録音後にすぐリリースされたが、ステレオではこれがオリジナル。(ほかにも、バックハウスやクナッパーツブッシュなどこのパターンは結構多い)