追悼:ノリントン

追悼:ノリントン

ロジャー・ノリントン氏が7月18日にお亡くなりになりました。

ロジャー・ノリントン(1934年オックスフォード生まれ)は、1962年シュッツ合唱団、78年ロンドン・クラシカル・プレイヤーズを創設し、原典と作曲家のメトロノーム表示を尊重するHIPを推進した。69~84年ケント・オペラ、98~11年南西ドイツ放送響で“シュトゥットガルト・サウンド”を確立し、モダン楽器にも史的考証を徹底。録音では87~89年にLCPとベートーヴェン交響曲全集(Virgin/EMI)を完成し議論を喚起。続いてSWR響とベートーヴェン再録、ブラームス、シューマン(Hänssler)を手がけ、ベルリオーズ《幻想》、エルガー《エニグマ》、ヘンデル《メサイア》ほか英仏独作品を透明な響きと推進力あるリズムで刻んだ。辛口ユーモアの語り口と公開リハーサルでの教育的姿勢も特徴。

彼の演奏には、数回接することができました。

独特のユーモアと知的な解釈はいまでも心に残っています。

彼のLPはこちらから。